営業は話し言葉ではなく書き言葉
セミナーで、営業というものをイメージしてもらうと、「営業のスキル = 話術」「営業ができる人 = 話上手」と思う方が多いようです。
確かに間違っていません。
ただし、「話上手な人 = おしゃべりが得意な人」ではありません。
話上手な人の話(言葉)は、話し言葉ではなく、書き言葉なのです。
私のセミナーでは、最近は一貫してこう言い続けています。
「営業トークは話し言葉ではダメ。 営業トークは書き言葉が大事。書き言葉が駆使できるようになると”しくみ”という概念がわかるようになり、その” しくみ”をまとめると営業戦略、しいては経営なのです」と。
書き言葉は、国語力が必要となります。
もともと私は国語が大の苦手で、小学校から中学校の成績が「優秀」となったことはありません。
本を読むことも嫌いでした。嫌いというより苦手でした。じっとしていられない性分だったのです。
今の私は大きく変っています。本は大好きですし、言葉遊びも大好きす。ホームページ製作の仕事では、偉そうにも「伝えたいことを文章できちんと表現するのがホームページです。デザインなどカッコつけは後でもいいのです」といかにもコンサルチックなことをやっています。
私が国語力を身につけるきっかけとなったのは、女性ジャーナリストからアドバイスです。
「400字の原稿用紙1枚を、テーマは何でもいいから毎日書く。しかも、できるだけマスは埋める。ノートとかワープロじゃなくて手書きで書く」
これ以上は何も教えてくれませんでした。「どういう効果があるの?」と聞いても答えてくれず、でも、その人のオーラというのか、なんだかカッコイイと私の目には映ったので、続けてみることにしました。
やっぱり説得力というのは、その人のオーラがあるって凄くポイント高いですよね。
理由がわからないままでも、やってみようと思うわけですから。
これまた数ヶ月でギブアップしたのですが、数ヶ月は続けただけで効果がありました。
やればやるほど色々な気付きがあり、その凄さ、大きさは感動しました。
よく、ビジネスでは「起承転結」ではなくて「結」からはじめることが肝心と言われますよね。
その、「結」からはじめる理由がよくわかるのです。
というよりも、「結」からはじめないと原稿用紙1枚には入らないのです。
どうしても難しい内容をテーマにすると、能書きが多くなります。難しいテーマなので結の部分も多くなります。簡単に文字数オーバーです。結からはじめると、意外とすんなり!能書き部分が邪魔なものに見えてくるのです。自分の文章を自分で、「これじゃ、見た人わからんわ」と突っ込みも入れたくなります。
原稿用紙1枚で完結することがどんなに難しいか。
また、日記のような簡単なテーマだと、「転」をうまく使うかどうかが、1枚に収まるポイントになります。
「転」がボリュームあって、他が少なくても、行間に潜めたものがなんだか味を出すというのか、わざと隠したような小技を習得したというのか、少なくとも小学生の日記からは卒業できます。
こうやって、テーマによって書き方が違ってくることも実感できました。
理屈で教えられて、話を聞いて理解するよりも、自分で確認できるので、この手法はオススメです。
この「原稿用紙1枚」がキーポイントです。
今、あらためて、この訓練方法を人に伝えてみてわかったのですが、原稿用紙1枚というのは、営業においては「限られた時間」に置き換えられると気付きました。
限られた時間で、いかに自分の商品やサービスのことを伝えるか、もしくは自分をいかに売り込むのかですよね。
まだまだボキャブラリーが足らない私ですが、一般人並の国語力はついたのではないかと思っています。
| 講師プロフィール |
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| 松尾和馬 |
| プログラマー・システムエンジニア技師として富士通関連の会社に勤務、のち知人と会社設立、会社役員として数年経験したのち独立する。 中小企業の情報分野の顧問サービスを展開、またカラー関係分野に携わり個人自営業としての経営・営業・広報の相談ごとを多く受ける。 資格としてはシステムアドミニストレーターを所持。 また、家族の経営する会社の経理業務を大学在学中に携わったため、資格はないが簿記・経理には精通。 新事業など情報戦略のセミナー講師、パソコン講師の経験豊富。 山口県出身 神戸市在住 昭和42年生まれ 趣味は音楽 |
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