広告資料

紙面広告の現状

皆さん、広告というと何を思いつきますか?

新聞掲載、新聞折込、雑誌広告...いろいろありますよね。


では、何の広告にお金を使えば一番効果があるのでしょうか?

ある人は「何をいってもフリーペーパーや情報誌への掲載は必須!」といい、別の人は「掲載は全然ダメ(泣)新聞折込で何万部の出しても効果なし」と嘆き、ホームページに詳しい人は「今の時代はホームページからの集客が一番!」と自信もって話されるなど、色々とお聞きなさるでしょう。


結果から申し上げると、「一番効果がある...」ではなく「一番効果を生み出すやり方...」を自分で見出すことです。サロンの立地条件、サロンのあり方(専用ルーム?自宅?貸し教室?など)、サロンの内容や対象顧客の違い、また予算の状況など環境はそれぞれに違いますから、「ああすれば、こんなに集客があるのだ!」と簡単に効果を期待することはできません。


「そんなことわかってますよ!」とすぐ傍から声が聞こえそうな気がしますが、僕の伝え方が悪いのか、理解はして頂いても覚えていただけないケースが多いのです。

経営に携わる人はせっかちになりがちです。私もそうです。“費用対効果”というキーワードを常に意識しているため、結果的に「答えは何なのよ!」と焦ってしまうのです。


今回は、少し広告というものを勉強してもらって、どう広告を出したらいいのか、答えはそれからにしましょうね。

前置きが長くなりましたが、ご理解いただいた上でしっかり頭を切り替えてくださいね。次に進みます。


<紙媒体の限界>

“せんみつ”という言葉をしっていますか?

せんだみつおではありません(年代がわかってしまいますね 笑)

実は慣用句で「千三つ」のこと。辞書によると、

「真実が千言のうちに三つしかないという意味で、嘘(うそ)、偽(いつわり)りのこと。また、嘘吐(つ)き。」とあります。

この“せんみつ”というのは、広告業界や不動産業界ほか色々な業界で使われています。

特に広告業界では「紙せんみつ」と言われ、1000枚チラシを配っても3枚しか効果がないというものです。もし、近所にポスティングや手渡しによるチラシまきをしようと思えばどうでしょう? この計算からすると500枚程度では0件ということになり、1回やっただけでは効果は0ということになります。

また、不特定多数に配布するDMなどは「せんみつ」では済まないようです。

「まんみつ?」とまで言われている酷い現状です。

皆さんも消費者の立場で見ると、ここ10年ぐらいでしょうか、どれだけDMやチラシを目にすることが増えたでしょうか、そして自宅に届くポスティングやDMの数の多さにうんざりしてませんか?もっと言うならば、“情報社会”の真っ只中で広告は洪水のごとく氾濫していますよね。


そんな状況の中で“見てもらう”ためにどうしたらいいでしょうか?

ポイントは3つです

  • ●プチサプライズ
  • ●キャッチコピー
  • ●デザイン

順番に説明しましょう。

プチサプライズ

プチサプライズとは、チラシを手に取った人に「お!」と思わせればいいのです。

ご来店の方に○○プレゼント!でもいいですし、値段勝負で「お!安い!」もいいでしょう。

また、「こんなことやってるんだ!」と思わせる写真があったりも良いかと思います。


キャッチコピー

キャッチコピーはとてもとても大事です。

「チラシを自分で作ってみたのですが...」と相談に来られる方に、共通なことがあります。

チラシではなく説明文になっていることが多いのです。

「最低限のことは伝えないとダメじゃないですか!」と反論されることもありますが、私は逆に「ほんとうにこれが最低限ですか?」と少しキツイかもしれませんが言います。

コピーではなく文章を書くことは否定しません。むしろ原稿としてはたくさん書いてください。そこから削って削っていくつかのコピーが生まれるはずです。

その過程の中で「ハッ!」と思うフレーズが見つかります。そういうコピーを生み出すようなことが苦手であれば、削る行為を誰かと一緒に行ってください。

傍にいる人が思いついてくれるかもしれません。また傍にいる人が何気なく発した言葉がとても印象に残る瞬間があったりします。そういう言葉こそがキャッチコピーに繋がるのです。


デザイン

最後にデザインですが、やはりデザイナーに任せるのが一番です。

センス・感性に関してはどうしようもないことがあります。

また、経験上ですが、やはり女性顧客のためのチラシであれば女性デザイナーのほうがいいと思います。説明のしようがないのですが、その差は出ます。

よく聞かれる質問が、「デザイン費を安くするにはどうしたらいいですか?」です。

ここは正直なところデザイン会社、印刷会社との交渉次第です。

一番効果的なのは、ホームページの制作や更新、リニューアル・会社案内パンフレット制作など、他の仕事も一緒にお願いすることです。

「チラシで使ったデザインやイラストは、そのままホームページで活用しても良いです」

となれば、デザイナー側も制作工程が少し楽になることもあります。

デザイン費用のほとんどは制作工程がどれだけのボリュームなのか?ということですから、効率のよい仕事をさせれば良いわけです。

「一度に仕事を発注できる予算がない!」という場合は、他の仕事の納期を数ヵ月後に設定して、例えば、「チラシは今月にお願いしますが、パンフレットは3ヵ月後にお願いします」というようにすればいいのです。


冒頭に述べたように紙面広告は“せんみつ”から“まんみつ”の効果へ流れ、費用対効果も限界を感じています。ホームページとの連携など、工夫を凝らしていく必要があることを意識しておいてください。


紙面の限界に関しては以上ですが、新しい展開もあることお話します。


<紙面広告の新展開>

(1)ショップカードというアピール方法

雑貨屋、美容院、喫茶店などで、お客様が目に付くスペースに数枚程度のカードを積み重なっている様子を見たことがあると思います。

カルチャーセンターや公共機関のフリー掲示板などで並んでいるチラシとは違い、お洒落でカッコいいカードが競って並んでいます。

意外と持ち帰る人は多いようです。

ここ数年にて感じることですが、インターネットの普及のせいか、情報収集は受身型の人が大半だった過去と比べて、自ら探していく発見型の人が多くなっているように思うのです。


(2)QRコード&携帯サイトの活用

QRコードとは、正方形で白黒のバーコードのようなカタチをしたものです。

携帯電話のカメラでかざすと自動的に特定のサイトが簡単に表示されます。

紙面では説明しきれないこと、また、既に興味をもってくれている人に対して、

より詳しい説明を提供するのに非常に使い勝手のよい手段です。


(3)ホームページから紙へ、紙からホームページへ

ホームページという媒体が広告には欠かせなくなってきました。

チラシを配ると同時にホームページへも同じ内容を掲載すると効果が上がるのです。

皆さんも同じ行為をしていませんか?

行って見たいお店などのチラシや広告を見ても、ホームページでチェックしてからという行為が一般的になっています。さらに最近では携帯サイトを作って、そこにお店の地図と簡単な案内を載せてお客様をナビゲートするという手法が拡がりつつあります。

乱暴な言い方をすれば、チラシはサービスの広告ではなく、自社ホームページの広告として捉えてもいいかもしれません。

個人的には、チラシはチラシであってほしいですし、「詳しい内容はWebで!」というようなテレビCMの風潮がどうも私には腑に落ちないと感じるのですが、現在の風潮でもありますし、手法の1つとしては使わない手はありません。

また、自分のホームページの中で、チラシをそのままPDF形式にして、それを表示させ印刷させるということも有効です。

この方法だと印刷代もかからず、ホームページを通してチラシを渡したことになります。


<私的ではありますが>

どんなにデジタルな加工で綺麗に表現、印刷されたものよりも、手書きで表現されたものには勝てないということが多々あります。

心癒され、好印象を与えられた経験はないでしょうか?

中途半端にパソコンで制作するよりも、手書きで丁寧に作り、カラーコピーで印刷するということも一つの手です。特に女性の方々は、可愛いイラストや綺麗な手書き文字を書く方がたくさんいらっしゃいます。自分ができなくとも、周りの人にそういう方々がいらっしゃるのではないでしょうか? 商品やサービス内容が女性に特化したものであれば、あまり経験のない男性デザイナーに任せるよりも良い結果を生む場合が多いです。

静かに続いている雑貨屋さんブーム、スロースタイル、ロハスなどがキーワードとなっているライフスタイルを背景に捉えるならば、手書きスタイルは臆することなくやっていただきたいと思います。


また、先ほどデザインはデザイナーに任せたほうが良いと話をしましたが、一度や二度は自ら制作してほしいと思っています。

なぜならば、自分で制作することで、自分がやりたい内容やアピールしたいこと、訴えたいことが整理できるからです。その整理ができないかぎり前に進まないですよね。

そして、整理ができたことは、そのまま日頃のセールストークに繋がります。

決してムダにはならず、むしろプラスになることが多いのです。


以上、ざっと広告についての基礎を述べました。


松尾和馬matsuo@fitin-color.jp


講師プロフィール
松尾和馬
松尾和馬
プログラマー・システムエンジニア技師として富士通関連の会社に勤務、のち知人と会社設立、会社役員として数年経験したのち独立する。
中小企業の情報分野の顧問サービスを展開、またカラー関係分野に携わり個人自営業としての経営・営業・広報の相談ごとを多く受ける。
資格としてはシステムアドミニストレーターを所持。
また、家族の経営する会社の経理業務を大学在学中に携わったため、資格はないが簿記・経理には精通。
新事業など情報戦略のセミナー講師、パソコン講師の経験豊富。
山口県出身 神戸市在住 昭和42年生まれ 趣味は音楽
セミナー依頼・HP作成依頼
TEL:078-762-8874
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http://www.fitin-color.jp