広告資料

カタログギフトという宣伝広告

本題に入る前に、ちょっとエピソードを。

宣伝広告が心に届くことはこういう時なんだなと思うことがありました。

以前電車に乗ると、よく「キリンフリー(ノンアルコールビールテイスト飲料)」の車内広告を目にしました。「またこの広告か。キリンはこれに力を入れているな」としか思わなかったのですが、ゴールデンウィークで帰省する前日に「帰省・ドライブに」という文章を広告の中に見つけて「なるほど、いいな」と思いました。

もちろん、帰省途中の休憩の際に「これこれ」と思いながらキリンフリーを買いました。

これが宣伝広告の「選択肢を増やすこと・選択する際に選んでもらえる確率を高くすること(安心感)」の意味なんだなと感じました。


1.選択肢を増やすこと

→飲み物はたくさんあります。私の中で、運転の際にはコーヒー・お茶がその選択肢でしたが、今回新たに「キリンフリー」が加わりました。つまり、広告による新たなライフスタイルの提案ですね。


2.選んでもらえる確率を高くする

→ノンアルコール系の飲料は他社からも出ています。

数ある中でも、私がノンアルコール系を購入する際は、この経験もあってか「キリンフリー」を選ぶと思います。


何度となく同じ広告を見ても、心に届かなければ効果はありません。心に届く時は、その商品・サービスが必要になった時ですが、だれがいつその時を迎えるかわかりません。ただ、必要な時に見た広告は記憶に残るので、宣伝広告は継続が重要だなと改めて思いました。


選択肢を増やすこと

1.の選択肢を増やす例として、カタログギフトを挙げてみます。

実際に最近のカタログギフトは、この体験系が増えています。

結婚式に参加すると、引き出物としてカタログギフトをもらうことが多いのですが、正直言って欲しいものがあることは少ないです。

私の選択パターンとしては、食器などの物系→お酒や和牛などの食料品系→温泉・スポーツなどの体験系の順に検討します。

最近は体験系をかなり見ます。「どうせ欲しい物が無いのだから、普段はしないような事をしてみようか」と。

少し前までは、この体験系はあまりなかったように記憶しています。

つまり、カタログギフト内での消費者の選択肢に、ギフト会社は体験系という選択肢を増やしていることになります。

私のようなパターンの方が増えてきたのだと思います。


カタログギフトという宣伝広告

このカタログギフトは、かなり良い集客・宣伝広告ツールになります。

この体験系のギフトとして、パーソナルカラー・カラーセラピーサービスを掲載している2スクール(東京と名古屋)で実際の状況の話しを聞いてきました。


集客率80%の宣伝広告

カタログギフトに掲載すると、月に5人~15人のお客様が定期的にくるようです。これは地域や立地・サービスにより異なります。地域ですと、人口の多い東京が一番集客人数が多いですが、同じ東京でもカラーセラピーだけ行っているサロンよりは、パーソナルカラーとセラピーを行っているサロンの方が断然集客数が多いそうです。(これは、そのスクールがカタログギフト会社の方に聞いた話です)

いったいいくらギフト会社からもらえるのかが気になるところです。

だいたい、1件1000円くらいだそうです。

ギフトの内容は40分くらいのお試しレッスン系が多いのですが、人件費や場所代などで単純にこれだけの採算性を考えると1000円では割に合いません。ですので、ギフトから来た方にいかに他のレッスンを受けてもらえるか・友人知人を紹介してもらえるかがポイントになります。

ここからがスクールの技量ですが、話を聞いた2スクールは、約80%の方が、本格的なパーソナルカラー診断や別のサービス(診断を受けた方がセラピーも)を受けるそうです。その上、そのお客様からの紹介も結構多いとおっしゃっていました。

DMや折り込みなどは、反応が1%にも満たないことが多いですから、これだけ良い広告はなかなか無いですよね。

DMのように効果の有無にかかわらず費用が発生するのと違い、お客様が来て初めて費用(1000円では割に合わない)が発生するのでリスクが少ないです。


経験を積む場としての役割

東京のスクールでは、卒業生にギフトでくるお客様の対応を任せていました。1000円と言えども、料金を頂くことには変わらないので、無料で友人を診断するのと違い、プロとしての良い経験の場になります。

また、いかに他のサービスに誘導するか・紹介に至るサービスを提供するかも学ぶこともできますので、スクール卒業後の卒業生のOJTとしてギフトを活用していました。


卒業後の仕事の紹介は、スクールのPRポイントにもなり、それがスクールの養成講座の集客にもつながるという戦略です。

金額にかかわらず、お客様に来てもらえるということは大変ありがたいことです。

0円でも1000円でも、それを安いから割に合わないと思うか、宣伝広告のチャンスと思うかによってスクール運営は変わるのかなと思いました。


【著者】八幡優
カラーナビ企画・サイト作成と運営責任者
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