色名辞典(色名の意味や解説)

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とき色(鴇色)【JIS】

現在では国際保護鳥、特別天然記念物という特別扱いの存在になっている鳥。ところが、江戸時代までは、鴇はいたるところで見られるありふれた鳥だったそうだ。そこで鴇が飛ぶ姿を当時はたいていの人が見知っていたらしい。この色名は鴇が飛ぶ時に見える風切羽の薄いピンクから付けられたものをいう。

古来の日本語の色名には、動物からとられたものがほとんどないのだが、江戸時代になると鳶や雀、鶯などの身近な鳥の羽から付けられた染色の色名が現れる。鴇色もそのひとつだったにちがいない。身近に鴇はいなくなったが、この色名は若向きの和装の染色には欠かせない色で、この色名も色に需要があるかぎり廃ることはないかもしれない。


【参考文献】日本伝統色色名事典,ISBN978-4901355032, 日本色研事業


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池田 早苗